あまり人生で何度も葬儀をするものではありません。
そのため知らないことは多いと思いますが、1つづつ勉強していけばきっと良質な葬儀ができます。
今回の話は非常に基本的なことではありますが、大事なことなのでよく覚えておきましょう。
葬儀費用とお布施は別
よくチラシなどで
「葬儀費用は30万円」
といったパック費用を告知しているところがあります。
しかしこれは葬儀社への支払いということであって、お寺や墓地といった費用までは含まれていません。
整理しますと
- 葬儀社に支払う葬儀費用
- お寺へのお布施(戒名代も含まれる)
- お墓がない場合にはその費用
- 葬儀後の葬送費用
と大きく4つ費用がかかるといえます。
葬送とは法要などの三回忌までにかかる費用を指します。
最近ではこの法要までは行わない方も多いので、余裕がない場合には最悪省略することでも良いかもしれません。
参照
お布施って高い?
多くは良心的なお寺さんが多いのでそこまで心配する必要もありません。
ただ現実問題としてお寺と葬儀のことでトラブルになることもあるようです。
たとえばお布施とは喪主が金額を決めるものですが、足りないと言われて余裕がない中でお布施を支払ったというようなこともあるようです。
相談をされて金額を聞いてびっくりするような金額のお布施を支払わざるを得ないという方もいました。
参照
お布施が支払えないときにはどうすれば良いの?
この場合いくつかの方法が考えられます。
- 戒名なしで埋葬をする
- 別のお寺で読経と戒名を授けてもらう
- 自然葬をする
- 別の宗教で葬儀をする
- お布施を負けてもらう
などです。
檀家であったり、菩提寺があるという場合、お寺にある墓地の撤去を求められることもあり、費用も墓地撤去の面倒さもあり大変です。
そのためあまりおすすめはできませんが、実際には最近ではこのようなケースもあります。
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お布施が支払えないという場合、俗名といって生前の名前のまま埋葬まで行うこともあります。
また読経だけお願いして、戒名なしという方もいます。
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さらに自然葬といって宗教を採用しない無宗教の葬儀をする人も多くなっています。
この場合、お布施が必要ないので費用的には安いといえます。
故人の好きだった趣味(たとえば音楽など)を葬儀に取り入れると良いと思います。
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また仏教だけではなく、神道などでも葬儀をすることはできます。
神道では読経の代わりに祝詞といって成仏を目指した専門的な呪文を唱えてくれます。
お布施の代わりに玉ぐし料というものを支払いますが、お寺によってはお布施よりも安いということはあると思います。
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宗教によらない葬儀、また他宗教での葬儀も自由に行えます。
しかし檀家であったり、菩提寺の場合には、お寺にあるお墓の撤去要求をされることもあるので、このような場合にはできればそのお寺に葬儀の話をしていくのが無難といえます。
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