家族葬はどこまで

 

最近言葉をよく聞く人も多いかもしれません。

いざ葬儀となれば

 

  • 費用も安い
  • ごく近い人だけで行うので気疲れもしない

 

ということで最近では7割が家族葬と言われています。

費用的なこともあって家族葬にするということは特に都市部を中心に恥でも何でもないという時代になっていると言っても良いと思います。

 

家族葬とは何か?

 

そこまで行われることの多いという割にでは一体どのようなものを指すのか?というと案外はっきりと定義を言えない人も多いかもしれません。

 

家族、ごく親しい親戚や友人だけで行う

 

ということが一応の家族葬の定義といわれます。

これを見るとわかりますが、家族葬に参列するべき人ははっきりとは決まっていないのです。

そのため誰が参列しても良いのですが、故人との関係性や付き合いの深さを喪主などが判断をして参列者を決めていくということになります。

参列するのはだいたい数人単位ということも多く、あまり20人を超えることもありません。

普通の葬儀では当然に50人を超えるということもありますが、かなり人数が少ないこともわかります。

 

家族葬でのパターンがさらに分かれる

 

簡略化するというところが大きな特徴です。

参列者だけではなく、その他のことも簡略化することも多いです。

たとえば

 

  • 通夜⇒葬儀⇒納骨 と法要も一切省く
  • 香典も受けないかわりに香典返しもしない

 

といったような葬儀一般の儀式を相当に省くということも多いです。

通常は49日、三回忌などと続きますが徹底的に簡略化した葬儀では

 

  • 臨終日にお通夜
  • 翌日に葬儀
  • 後日に納骨と埋葬

 

と3日間で葬儀は終わります。

その後は法要も特にしないということも多くなっています。

お布施も戒名も高額なものではなく、最小限ということも多いです。

 

家族葬の費用は?

 

一番の関心ごとや心配事はやはり費用です。

2010年の日本人の平均葬儀費用は199万といわれています。

 

参照

日本人の葬儀費用の平均金額はどのくらいか?

 

しかし家族葬ではここまでも行かないことは多く、50万円以下であることも多いです。

 

斎場はどこにするべきか?

 

これは一般の葬儀と同様です。

 

  • 自宅
  • 町内会館
  • お寺(たとえば檀家のところや菩提寺など)
  • 葬儀社の保有する(または提携する)貸会場
  • 市営の火葬場付の貸斎場

 

のどこでも良いのです。

ただし自宅や町内会館であれば近所の方に参列したほうが良いのか?といったことで気を遣わせてしまいます。

またお寺も檀家や菩提寺があれば仕方がないとして、家族葬という観点からすれば少し大げさなような気もします。

そのため費用や場所といった観点からすれば、葬儀社の貸会場、市営の貸斎場が適していると考えます。

 

 

参照

家族葬は斎場の場所はどこにするべきか?

 

家族葬では連絡するのは家族のみで大丈夫?

 

基本的には通常の葬儀と同様です。

訃報などの連絡は故人と付き合いのあった人に行います。

しかし参列者は家族とあとごく一部の人のはずです。

ですので参列や香典は辞退する旨も合わせて伝えることにします。

 

参照

家族葬では家族以外に連絡をしなくても大丈夫?

家族葬では近所の方に何といえば良いのか?

 

家族葬では香典はどうなる?

 

結論から言いますと

 

「家族葬で香典は受け取っても受け取らなくても良い」

 

となります。

上記のように家族葬では参列者も少なく、また葬儀費用も小さくなる傾向があります。

そのため香典なしでも十分に行うことができるという人が多いのではないでしょうか?

その場合には香典なしでも良いと思います。

ただし費用が足りないという場合には、参列者は少ないのですが香典を受け取ることも検討します。

参列者は親族ばかりということですが、その方から香典を受け取ります。

金額によっては香典返しもしなければいけないとなります。

 

参照

葬儀での香典返しの相場はどの程度?

家族葬や直葬で香典を断わっても良いのか?

 

家族葬と宗教

 

これについてはどちらでも良いとなります。

家族葬でも僧侶の方に読経、戒名を依頼する方もいますし、また費用といった問題で無宗教にする方もいます。

 

参照

家族葬は無宗教で行わないといけない?

 

家族葬でよくあるトラブル

 

小規模な葬儀ではあることから

 

  • 親戚とトラブルになることもある
  • 香典がないために予算を超えることもある

 

といったトラブルもよくあります。

この点もよく知っておいて家族葬を検討して欲しいと思います。

 

参照

家族葬でよくある親戚や費用でのトラブル

 

家族葬を行う場合にどのような葬儀社に頼めば良いのか?

 

はっきりといって方針はまちまちです。

 

  • 家族葬や直葬はしないと明言をしている葬儀社もある
  • 時代のニーズに合わせて家族葬を中心に行うところ
  • 予算によっては家族葬も行うところ

 

大きくはこの3つのパターンがあります。

家族葬をしないとするところは利益率を重視しているのかもしれません。

葬儀の回数を増やしても、その利益はやはり小さなものといえます。

(2万円台の家電を売るのと、10万円台の家電を売るのとの違いとも似たところはあります)

そのため家族葬を行う意思はないというところもあります。

外から見てわかりにくいかもしれませんが、ホームページに行って家族葬を行っているというような記載がないところでは家族葬は行わないところという場合もあります。

そのため家族葬をしようという場合には、家族葬をホームページで記載されているのかをチェックします。

個人的には都市部では家族葬を中心に行っている葬儀社を探すのはそう苦労しないと思います。

 

家族葬と密葬との違い

 

よくこの両者も違いがわからないといわれます。

この点は以下のページにまとめました。

 

参照

生まれ育った場所でも葬儀をしたいときにはどのような葬儀をするべきか?

 

簡単にいえば、家族葬はその葬儀単独で終了となります。

一方の密葬とは、その後に本葬が続きます。

つまり密葬とはある意味で、本番の前の序章のような意味もあるということです。

ただし、家族葬と密葬とは参列する人はごく近い人だけということは同じとなります。

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