いざというときに慌てて探す方もいますが、また余命宣告を受けたりしてから余裕を持って探す方もいると思います。
インターネットが普及した今、探し方はデジタルな方法も含めていくつかあります。
葬儀社の探し方
たとえば
- インターネットで検索して探す
- あらかじめ近くの葬儀社を訪問して調べておく
- 以前から知っている葬儀社に頼む
- 病院に紹介してもらう
- 互助会に加入しておく
- 知人などの葬儀に出席し印象の良かったところに頼む
- 知人に良い葬儀社の口コミを聞いてみる
といったような方法もあります。
こう数があれば迷うのが人間ですが、まずはあまり個人的にはお勧めできない方法について説明したいと思います。
近くの葬儀社を選ぶことのデメリットとしては家族葬ができないこともあるということです。
近所の人も巻き込んだ葬儀となることもあるので、家族葬をという方は近くの葬儀社ではなく別の方法を選んだほうが良いでしょう。
逆にメリットとしては以前から家族のことをよく知ってもらっているので、あれこれと話さなくても適切な葬儀を企画してくれるというところにあります。
参照
確率的に死亡する場所としては病院が多いのが現代です。
そのためその病院から葬儀社を紹介されることもありますし、また依頼をすれば葬儀社を紹介もしてくれます。
このような病院からの紹介を受けた葬儀社というのは費用的に少し高めであることが多いです。
理由としては定期的な病院への紹介料の支払いなどが金額に上乗せされているという話もあるのかもしれません。
ですので基本的にはあまりおすすめはできない方法といえます。
また互助会という方法ですが、これもトラブルも多いのが実情です。
別の記事「互助会に入会してはいけない? 互助会の4つの危険性」でも紹介していますが、葬儀費用を貯金する、また生命保険などで対応するという準備をしていれば特に入会の必要もないかもしれません。
インターネットでの葬儀社を選ぶコツ
最近では葬儀社も立派なホームページを持っているところは多くなっています。
しかしそれでも約半数の葬儀社はまだホームページは持っていないといわれています。
このホームページのない葬儀社をどう考えるのか?ということですが、訪問に行っても良いのですが、時勢に遅れている感も否めません。
そのため無理にホームページもない葬儀社を選ぶ必要性もないのではないかと思います。
葬儀社は外から見れば何が得意で、どのような思いで葬儀をしてきているのか?といったところはわかりにくいと思います。
葬儀社についてこのサイトでも下のほうで資料請求をできるようにしています。
しかし慎重に計画していくならば、各葬儀社のホームページに行って、その内容を確認するべきだと思います。
- どのようなところを重視して葬儀をする会社なのか?
- 葬儀に対してどのように考えて運営しているのか?
- どのような葬儀が得意なのか?(大規模なものか、家族葬か?など)
- 葬儀のシーンの動画や画像などイメージを伝えているものは用意されているか?
面白いものでいくつかの葬儀社のサイトを見れば、その違いもよくわかってきます。
すぐに葬儀に大した思入れもなく執り行うところもわかってくるものです。
そのような葬儀社は避けて、故人の人生にふさわしい葬儀を提案・企画できる葬儀社があなたにふさわしいところです。
葬儀社を選ぶための唯一のポイント
いろいろな選び方があります。
たとえば
- 葬儀社の規模や知名度
- 自宅や故人の亡くなる場所からの距離
- 費用
どれも重要なことではありますが、私はすべてノーと回答したいと思います。
個人的には「葬儀の提案力」だと考えます。
この葬儀の提案力は、担当者と話すことで判断することができます。
またあとはその担当者にどのような印象を持ったのか?ということです。
葬儀社も集客ということは重大な関心事で、最初の印象が良くないということは相性も良くないかもしれません。
そのような場合にはあまりその葬儀社に依頼をしないほうが良いと思います。
だいたい葬儀をする予定の場所から片道2時間以内にあるエリアで提案力のある葬儀社を選ぶべきといって良いでしょう。
葬儀社の規模での得意と不得意
大手のところもあれば、個人的にやっているところもあります。
それは大手のほうが組織力もあり、マニュアルもしっかりとあって良いだろうと思う方は多いかもしれません。
しかし個人的には大手だから良いというようには思いません。
簡単に図式を示せば
- 大手は流れ作業的といえる
- 小規模なところは喪主や故人によって柔軟に葬儀内容をアレンジすることが得意
というところはあるようです。
中小といえば体裁が悪く聞こえますが、大手の流れ作業に疑問を感じ独立した方も多いのです。
そのため丁寧に葬儀を考えてくれるという印象もあります。
参照
事前相談で葬儀社を判断しよう
電話でも無料での見積もりは行えるところも多いと思います。
参照
それでも時間の余裕がない場合には仕方もないのですが、本当は事前相談を複数の葬儀社にしておくことが良いでしょう。
葬儀社によっては事前相談受付といったような看板も出していたり、またサイトでも紹介しているところもあります。
この事前相談をすることで話すべきは、どのような葬儀内容の提案ができるのか?ということの見極めです。
そのため喪主としては
- 葬儀の予算
- 故人の経歴
- 趣味や好きだったこと、ものなど
- 一番熱心にやっていたこと
- 人柄
- 交友関係
- 配偶者や子供の有無
- 職業
- 会葬者の予定人数
- 菩提寺やお墓の有無
- 遺体安置場所の有無
といったことを伝えます。
その内容に沿ってどのような葬儀の提案ができるのか?ということが重要ということになります。
当然上記では予算の話もしていますので、その予算内で葬儀内容を考えてくれるはずです。
喪主であるあなたは、その提案された内容が故人にふさわしいかどうかを判断することだけが必要な作業となります。
ふさわしくない、不適切、と感じたら別の葬儀社にも事前相談をしておくということが必要となります。
もしこの事前相談において予算とかかる費用の話だけしかしない葬儀社があるとすれば、あまり契約をしようとはしないほうが良いと思います。
というのも本質的には葬儀とは故人の人生を送り出すことであり、費用だけの話ができないというのは葬儀社としては最低限のこともできていないとなるからです。
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