友人の葬儀というときに、現在の苗字よりも旧姓のほうが良いかもと思うこともあります。
その友人と付き合いをしていたとき、あるいはその両親にとってはあなたの急性のほうがなじみはあるということもよくあるわけですが、香典や受付での記帳のときにどっちを記名するのが常識的かについて説明をします。
香典袋の旧姓の書き方
まず香典袋の名前の書き方が問題となってきますが、香典袋の表面については現在の氏名のほうが良いでしょう。
常識的には旧姓でなく現在の氏名を書くようにしたほうが良いです。
多くは御霊前といったものが香典袋の真ん中上部にありますが、その下に氏名を書くようにしていきます。
香典袋の中袋の旧姓の書き方
香典袋の中にはさらに中袋といったものがあります。
この中袋に香典のお金を入れるのですが、
- 中袋の金額
- 氏名
- 住所
中袋にはこのような項目も記載するようにします。
この中袋の氏名に旧姓を書くようにします。
中袋に氏名などを書く理由としてはあとで遺族の人が整理するときに香典袋から中袋を出してしまったときに誰からのものかわかるようにするというものです。
そのときのために丁寧に氏名を書いて遺族を混乱させないという目的もあるのですが、その中袋で旧姓も書くというようにします。
ちなみに中袋には現在の氏名を書き、括弧をして旧姓を入れるとさらに良いと思います。
中袋で旧姓以外の情報を書いても良いのか?
今回のようなケースでは昔のクラスメートといったことも多いのではないでしょうか?
たとえば若くして友人がなくなり、喪主がその父親などとなっているようなことも多いのではないかと思いますが、やはり本人ではないので故人とのつながりが遺族にはよくわからないものです。
旧姓だけを書いて遺族にもすぐにわかるようであれば問題ないのですが、そこまで認知されているかわからないというときには中袋に
- 同窓だったときの学校名
- 実家の住所
などを書いても構いません。
書くスペースもあるので中袋の裏面などに書くと良いでしょう。
ただし香典返しをするわけで、現在の住所も忘れないで書くようにしておいてください。
葬儀での受付での旧姓の書き方
また香典袋とは別に葬儀の受付時に氏名を記帳しますが、ここでも旧姓を使ってもマナー的に問題ありません。
- 現在の氏名を書く
- やはり括弧をつけて旧姓も書く
というようにすると良いでしょう。
結婚をしたことを知らないクラスメートの葬儀での旧姓の書き方
また卒業後に長い間会っていないクラスメートの葬儀に参列というケースもあります。
この場合も旧姓か現在の氏名かで迷うのですが、やはり上と同様に
- 香典袋には現在の氏名
- 中袋に旧姓も括弧書きで書く
- 受付でも旧姓を括弧書きで記帳する
というようにしていくと良いでしょう。
やはり中袋で旧姓がわかりますので、香典返しで遺族に余計な調べないといけない手間と時間をかけさせないようにすることができます。
職場結婚と旧姓の書き方
クラスメートの葬儀という以外に女性で職場結婚をしたときの葬儀でも旧姓の書き方がよく問題となります。
- 自分が結婚をして退職
- 夫がまだその会社に在職中
- 夫が帰宅せずに自分だけで参列しなければいけない
というような状況では香典袋、受付での記帳で旧姓を書くべきか悩むわけですが、この場合はシンプルに
- 香典と中袋では夫の名前を書く
- 受付でも夫の名前を記帳する
というようになるので自分の旧姓を書くべきかどうかは特に悩む必要はありません。
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