最近では
- 読経にありがたみを感じない
- 遺体はただの物なので葬儀をするのは無駄
というように感じる方も多いようです。
葬儀は遺族のために行うもの?
これについてはいろいろな説があります。
- 葬儀は故人を見送るもの
- 成仏してもらう宗教的意味があるもの
- 遺族の悲しみを緩和するもの
など葬儀の目的や趣旨にはいくつかの説はあります。
個人的には故人を見送るというように私は解釈しています。
あとは喪主やその子供が故人の死を感じ、人生は有限であって、いつかは自分もああなる、だから今を一生懸命に生きようというように思うことも意義深いと考えています。
また他にも遺族として葬儀をちゃんとしないと今後枕を高くして寝れないという人もいるようです。
やはり故人に申し訳ないといった思いも残るのかもしれません。
葬儀はお金をいくらかけたかで判断するべきではない
死というものは私にも貴方にも、そして今子供である人にもやってきます。
生きているときに何をして、社会にどう貢献できたのかということが重要なことです。
死後に、その経験は次回の転生をした新しい人生でもその経験は活用することができます。
死の後に故人がどれだけ頑張ったのか、すごい人だったのかを礼賛しても無駄なことで、終わりは次の始まりに続くに過ぎません。
ですので葬儀とは決して終わりではなく、一旦の区切りにしか過ぎないということです。
決して費用をかけて、お金を多くかけて行うようなものではありません。
一旦の故人の人生の区切りと、そしてしばらくの別れを式という形で執り行うということが趣旨といえます。
そして喪主以下の家族、親族がどれだけ心を込めて葬儀を行えたのか?ということが重要なことです。
家族葬と直葬と
しかし日本の法律では埋葬の法律があります。
- 遺体のその辺に埋めてしまうこと
- 火葬をしてお骨をその辺に散布すること
は犯罪とされてしまいます。
拘禁となれば喪主以下のその後の人生にも良くないですし、一生懸命に生きて経験を積むという喪主の人生を果たすことはできません。
そのため葬儀をするかどうかはともかく、最低限火葬と遺体の埋葬は行わないといけません。
参照
「遺体をお墓以外の場所に許可なく埋めることは何の問題があるのか?」
私は葬儀に意味がないという方の価値観を否定する気持ちもないですし、一理もあるとも思っています。
しかし現実問題、この火葬場までの搬送は大変ですし、葬儀の手続きも面倒です。
ですので葬儀の意味を感じないという方は最低限の家族葬や直葬といった葬儀をすることで良いと思います。
費用も労力もそこまでかからないので、一番良いのではないかと思います。
参照
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