日本での水葬は違法?

 

日本では

 

  • 葬儀をする
  • 火葬を行う
  • お骨をお墓に埋葬をする

 

という方法が一般的です。

つまり火葬が浸透しているのですが、まれに故人・喪主の方から水葬をしたいという希望を出されることもあります。

 

日本では水葬は違法?

 

さてなぜ火葬が一般的になっているかといいますと

 

日本の法律では水葬が違法

 

とされているからとなっているからです。

遺体遺棄罪に該当し、懲役3年以下の刑罰の定めもあります。

理由としては

 

  • 環境の悪化
  • 衛生上の問題

 

とされています。

遺体をそのまま水葬にすれば、海が汚れてしまうということもあります。

また感染症にかかって臨終となった場合には、そのまま海に流せばやはり環境汚染につながります。

そのため火葬にするというように法律では定められています。

 

水葬を例外的に行っても違法とならないケースもある

 

ただしレアケースですが、法律で許される場合もあります。

それは

 

「海上を航海中に死亡者が出たとき」

 

です。

主に自衛隊や船員を対象にした制度といえ、一般の葬儀という場合には関係のないことといえるでしょう。

 

火葬をしてお骨を海に撒くことも違法?

 

上記では衛生上の問題から水葬が禁止されていることを紹介しました。

では

 

「火葬をしてその後にお骨だけを海に撒くことは禁止されるのか?」

 

ということも疑問になると思います。

しかしこの場合も葬送によって撒くという意味ではじめて違法ではないと解釈されています。

たとえば故人をお墓に入れたくないといった理由などで、火葬とし、海にお骨を撒くということは違法となる余地があるということになります。

このような葬送は自然葬とも呼ばれますが、個人的に自然葬をするのはやはり逮捕のリスクもあり基本的には自分ではやるべきではありません。

 

参照

遺体をお墓以外の場所に許可なく埋めることは何の問題があるのか?

 

ただしNPO法人などで自然葬を行っているところもあり、そのような団体に海へのお骨の撒くことは違法ではないとされています。

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