最近では海への散骨という葬儀や埋葬も増えてきています。
しかし昭和という時期においては葬儀後に埋葬は当然のようにお墓でしょうという時代でした。
このような時代に昭和の大スター石原裕次郎さんが最初に散骨をされたとしてニュースになったことがありました。
海への散骨は違法行為か?
遺体を火葬にせずにそのまま埋めてしまうということは遺体遺棄罪が適用されてしまいます。
最近でもしばしば新聞で遺体を自宅に置いたまま自宅に埋めてこの罪を適用されてしまっている人もいるようです。
参照
「遺体をお墓以外の場所に許可なく埋めることは何の問題があるのか?」
石原裕次郎さんの場合、遺体をいきなり海に流すということではなく、火葬にした後に遺骨を海に散骨するという埋葬方法でした。
火葬をしているので違法ではないと当時解釈されたようで、今も散骨での埋葬は行われていますが、このときの法解釈を根拠に今の散骨は行われているといえます。
最近では海への散骨を業務として請け負うNPO法人も出てきていますね。
石原裕次郎さんが海に散骨をされた理由
年配の方はよくご存じだと思いますが、裕次郎さんといえば海やヨットが非常に生前好きな人として有名でした。
そのため海への散骨といった当時としては画期的な埋葬が行われたと言われています。
本人に海への散骨の希望がどの程度あったのかはわかりませんが、本人が希望していたなら理想的な埋葬といっても良いかもしれません。
埋葬は故人の希望に沿うのが理想
石原裕次郎さんだけではなく、埋葬方法は故人に希望があります。
- お墓に埋葬する
- 海に散骨する
- 樹木の下に埋葬する
- 宇宙に散骨する
- 自宅に遺骨を保管する
どれも火葬をする限りは違法ではありませんので、生前から故人の希望を聞いておくと良いでしょう。
遺骨をペンダントにして喪主が保管するというような方法も出てきていて、遺骨に関しては現在はいろいろな考え方があって良いと思います。
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一番良いのはエンディングノートに故人、もしくは喪主が聞いたりして記録しておくことです。
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骨になってどこに埋葬されるかはどうでも良いことと無宗教的に考える人も間違いではないと思いますし、古来からの風習通りにお墓に埋葬して欲しいでも良いでしょう。
どのような埋葬であっても故人の考えや希望を最大限重視し、あとは
- 火葬をしないので違法となっていないか?
- 費用が出せるかどうか?
といった点を勘案して決めることがベストだと思います。
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