- 知人
- 葬儀社の方
- 営業の方
などから葬儀費用の積立を持ちかけられることはあると思います。
一般的な人の場合、積立の意味もわからないと思いますが、まずは少し待って考えてみましょう。
葬儀費用の積立の意味とは?
これは互助会という制度であることが非常に多いです。
葬儀費用は臨終となれば一気に何十万、何百万とかかります。
しかし故人の資産、喪主の所得にもよりますが、これだけの費用を支払うことができるかはわかりません。
そのため生前から毎月少しづつ積立てるというのが制度の目的です。
これだけ聞くと良い制度のようですが、トラブルも多いのが実情です。
葬儀では一切費用がかからない?
積立しておくといざというときにそれで葬儀費用が一切賄えるという説明を受けることもあります。
しかし一番多いトラブルがこの説明通りではなく、
「葬儀となると積立とは別にさらに何十万もかかった」
というものです。
まったく話が違うとなりますが、この原因はいくつかあります。
- 説明が間違っていた(誇大だった)
- 説明を聞き間違えていた
- 葬儀のランクを積立よりも良くした
他にも理由はありますが、喪主としては納得できないのは仕方がないことかもしれません。
積立したものが返金されない
これもよくあるトラブルです。
返金を申し出ても返金されない場合には違法の問題さえあると思いますが、返金手続をわざと面倒なものにするということもあるようです。
たとえば非常に遠方の事務所に来ないと返金手続はとれないというような対応です。
葬儀のランクを変更できない
積立というのは
「葬儀のランクを決定する」
という意味に解釈しているところもあるようです。
そのためいざ葬儀となって、その決まったランクには別途費用がかかりますというところもあるようです。
ランクを下げることを提案しても却下され、返金もできないなどこの葬儀のランクについてもトラブルは多いといえるでしょう。
葬儀の積立はするべきか?
このように書くと
「積立は非常に危険」
と思う方も多いと思いますが、私の知っている互助会では良心的なところもあります。
そこでは積立をすれば葬儀では本当に1円もかかりません。
葬儀知識も受けることもでき、安心して葬儀にのぞめるということで感謝されているところもあります。
積立をするべきかというのは、要するにその互助会次第ということになります。
また難しいのは事前にその互助会の評判や口コミも聞けないことであって、私も研究していますが完全に良心的なところかどうかを見通す方法はないように思います。
もし口コミがあって信頼できるのであれば契約することも良いと思いますが、そうではない場合には
「あえて契約はしない」
ことも良い方法かもしれません。
その場合、
- 自分で貯金する
- 生命保険で葬儀費用が出るようにしておく
- 喪主も貯金をしておくなどして対策をとる
といった方法もありえると思います。
参照
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