通常は
- 病院などで臨終を迎える
- できるだけそこから近いところの葬儀社に遺体を搬送してもらう
- 近いところで葬儀をして火葬をする
という流れをとります。
しかし亡くなった場所からたとえば他府県で葬儀をしたいという方もいますが、このような場合にはどのようにすれば良いのか?について紹介しておきたいと思います。
遺体の搬送を行わないといけない
まずこの場合に注意したいことは
「病院からすぐに遺体を搬送しなければいけない」
ということです。
病院の安置所には2体程度しか安置できませんので、約2時間で外に搬送をしなければいけません。
たとえば住所のあるA県と、葬儀をしたいB県というものがある今回のケースでは、B県の葬儀社に臨終後に連絡をしてもこの病院からの搬送に間に合わないといったこともあります。
参照
このような時間の制約があるので、多くは病院から近いところの葬儀社と契約をするということが原則となっています。
遺体の搬送を行う3つの方法
さてではどうすれば良いのか?ということですが、
- 住所のあるA県の葬儀社に搬送だけ依頼する
- 自分たちで遺体を搬送をB県まで行う
- 葬儀は住所のあるA県で行い、B県でも葬儀を行う
という方法があります。
それぞれデメリットがありますので紹介しておきます。
住所のある県の葬儀社に搬送だけ依頼をする
この場合、簡単にいえば費用が割高になるということがあります。
搬送だけを依頼すると、搬送に必要な棺やご遺体用の布団の費用も合わせて搬送費用とともに請求をされます。
このような費用は本当は葬儀費用にセット料金に含まれますが、搬送だけ単独で依頼をするとこのような料金となることは案外多いのです。
参照
自分たちで遺体の搬送を行う
3つの方法の中で費用だけ見れば最も安価な方法です。
しかし
- 遺体の搬送に慣れていないと結構大変
- 死亡診断書を忘れて搬送をすると警察に捕まることもある
といったデメリットがあります。
ただしこのような条件が揃えば違法ではなく搬送は可能ではあります。
参照
葬儀を2回行う
この場合、
- 住所のあるA県では密葬を行う
- B県では本葬を行う
メリットとしては密葬の段階で火葬まで行うので、遺体の搬送が必要ないということです。
ただしデメリットとしては葬儀を2回行うので、葬儀社が2つ必要ということです。
密葬は小規模な葬儀なので費用は高額とはなりませんが、やはり葬儀1回というケースよりも費用はかさんでしまいます。
参照
「生まれ育った場所でも葬儀をしたいときにはどのような葬儀をするべきか?」
葬儀をする場所は1箇所に決めるべきか?
大きく分けて上記のような方法がありますが、どれもデメリットもあります。
比較をするのであればA県とB県との葬儀社に見積もりを事前にとっておくことをおすすめします。
遺体を搬送するにせよ、しないにせよその見積もりの費用を見て判断しておくと良いと思います。
このサイトからも資料請求をできるようにしていますので、活用してみて欲しいと思います。
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