墓地の購入とともに墓石の調達費用はかなりかかるものです。
石にはいくつか種類があって時代によっても墓石に使用される石には変遷があります。
主に
- 大谷石
- 御影石
といったような種類の石が墓石には使用されることが多いのですが、この2つの石には特徴の違いもありますし、また価格も違っています。
墓石に適した石とは?
簡単にいいますと
- 大谷石は価格も安いが、もろく時が経過すると崩れることがある
- 御影石は価格が高いが、大谷石よりも長く崩れないで墓石を形成する
ということになります。
時代的な話でいいますと、昭和時代は大谷石で墓石は多く作られていましたが、最近ではもろくない御影石を墓石に使用することが多いとなっています。
みなさんもお墓参りをしていて崩れた墓石を見ることもあるかもしれませんが、かなりの割合で古くて大谷石の墓石といって良いのではないかと思います。
大谷石は墓石に加工することがやりやすく、加工のしやすさから昔は墓石に使用されることが多かったといって良いかもしれません。
個人的には御影石で墓石は調達したほうが良いかと思いますが、後は費用の問題が残ります。
しかし墓石にも流行というものがあって、最先端の形の墓石でかつ御影石となれば費用は結構なものとなってしまいます。
墓石の流行を知って墓石費用を抑える
すでに先祖の墓があるという場合には今回の葬儀で墓石調達をする必要もありません。
しかし先祖の墓石が崩れたり、またお墓がないという場合には墓石の費用を抑える工夫というものはあります。
あまり知られていないのですが、墓石には流行というものがあって、新しい墓石の形が発売されると、それまで最先端だった墓石は型落ちということで価格は半額以下になることも珍しくありません。
上記にも紹介しましたが耐用年数という観点から御影石が墓石に適しているといえますが、この型落ちで価格が急に下がるということを知っておくと墓石費用を安くすることも可能です。
墓石屋さんでこの型落ちを見分けるのも本当は簡単で、
「費用が安い墓石を見つける」
ということです。
見れば特に欠損があったりするわけでもないのに費用が他の墓石と比較すれば安いというものが型落ちといって良いでしょう。
形を見ればちょっと古いと感じるかもしれませんが、そこさえ我慢できれば数年前まで最先端の墓石だったものには違いありません。
私ならこのような型落ちの墓石を購入すると思います。
墓石を使用しないお墓作り
また何も墓石が絶対に必要ということでもありません。
- 手元供養
- 樹木葬
- 海への散骨
といった墓石を用いないお墓も最近ではあります。
参照
「遺体をお墓以外の場所に許可なく埋めることは何の問題があるのか?」
墓石を購入しないこのようなお墓は費用もぐっと下がりますので、予算の関係の問題があれば墓石を用いないお墓を用意することも最近では非常識ではまったくないと思います。
<スポンサード リンク>