昔は日本は地域社会といわれていました。
近所の人とも頻繁に、ひょっとすれば毎日顔を合わせて話すということもありました。
しかし最近では隣人の顔を知らないこともありますし、
- 学校時代の友人とも疎遠になる
- 会社などにも勤めていない
といったような状態では知人もいないことになります。
また高齢者の方は、老人ホームに入居をしていれば付き合いのあった人とも離れていきます。
参列者のいない葬儀もありえる?
昔は葬儀といえば、参列者も10人を下回ることは少なかった時代もありました。
しかし最近では
- 家族葬
- 直葬
といった葬儀は7割程度といわれています。
家族葬では家族は参列するものの、それ以外の人は参列しません。
仮にいたとしてもほんの数人のごく親しい友人が参列するだけです。
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また直葬とは、臨終場所から火葬場に直接搬送し、葬儀もしないでそのまま火葬をすることです。
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もともと警察によって身元不明者を火葬するためのものでしたが、現在ではそれ以外の人も直葬となることも多くなっています。
生活保護の場合の葬儀
さらに故人が生活保護となっていることもあります。
この場合、市町村から葬儀費用の補助が出ることもあります。
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しかしこれでも家族がいれば、やはり参列者はゼロとはなりません。
その市町村からの補助をもとに最低限の葬儀はすることが多いからです。
この場合もやはり家族葬が行われることが多いと思います。
福祉葬では参列者はゼロ?
生活保護受給者といっても家族がいれば参列者はゼロということはありませんでした。
では家族もいないという場合にはどうなるのか?ということですが、これは福祉葬というものになることもあります。
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故人が生活保護で、かつその家族もいないといった場合には老人ホーム、市町村の担当者が数人参列するだけです。
この場合にはある意味で故人をよく知る参列者ははじめてゼロといっても良いのかもしれません。
友達がいない場合の葬儀まとめ
家族葬といった段階で友人の参列はほぼないといっても良いでしょう。
直葬というのはやはり異常と解釈しても良いとすれば、友達がいない場合にはまず家族葬を考えれば良いと思います。
そうしてみれば、老若男女で10人に7人は友達がいない状態で葬儀となり、友人の参列はないと考えても良いのです。
現在の日本ではそう異常なことでもないかもしれません。
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