あまりよくある葬儀ということではなく、実際にはほとんどないといったほうが良いと思います。
簡単にいえば福祉の葬儀とは市町村が費用を肩代わりして行うものということです。
福祉の葬儀の対象者とは?
- 生活保護受給者で親族がいない
- 生活保護受給者で親族がいても全員が生活保護受給者
このような方が対象者となります。
これを見ていただくとわかりますが、生活保護受給者といっても身内は何人かいることは多いです。
またその身内は生活保護受給者ではないことも多いです。
このような場合はたとえ生活保護受給者であってもこの福祉葬の対象とはならないことが多いです。
(この場合に対象となるかは市町村で多少方針が違います)
ですのでほとんど福祉葬の対象となる人はいないというのが実際のところです。
身内のいる生活保護受給者の場合には、以下のページにも紹介しましたが、20万といった一定の費用が市町村から補助されて、身内が葬儀を行うことになります。
参照
福祉の葬儀はなぜ無料?
結論から言いますと市町村が費用を代わりに支払うからといえます。
支給の対象としては
- 火葬費用
- 葬儀費用(ただし通夜などは行われません)
となっています。
葬儀も行われますが、参列者は
- 老人ホームの担当者
- 市の担当者
- 葬儀社の担当者
と3名程度で、非常に閑散とした葬儀といえます。
参列した市町村の方に聞いたこともありますが、身寄りのない故人に哀愁を感じることも多いということのようです。
福祉葬の申請の注意点
この場合、忘れてはいけないことは
「火葬の前には遅くても福祉葬をするということを市町村に伝えること」
です。
火葬後に言っても申請できません。
ですので早めに市町村に話すのがベストです。
たとえば臨終後にしか申請できないのではないので、生前の早いうちに市町村に話をしておいてその指示のもとで動くことも重要なことです。
申請は市役所の福祉課、ケースワーカーの方に対して行います。
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