火葬のみの葬儀

 

このようなものを直葬といいます。

簡単にいえば

 

「病院など亡くなった場所から火葬場に直接搬送し、そのまま火葬とすること」

 

となります。

 

参照

よほどでない限り直葬は行ってはいけない理由

 

実際のところ行われる件数が増加傾向にあります。

今回は火葬のみの葬儀(直葬)について紹介しておきたいと思います。

 

なぜ火葬のみの葬儀が行われるのか?

 

これについていくつかの理由が挙げられています。

たとえば

 

  • 介護期間の長期化で資産の劣化によって葬儀費用がかけられないことが増えた
  • 身よりのない方が多くなった
  • 経済状況が厳しく、葬儀に費用をかけられないことも多くなった
  • 葬儀や読経に意味を感じない人が多くなり、直葬を選択する人が増えた

 

理由としては他にも考えられますが、代表的なことはこのようなものだといえます。

 

直葬のもともとの趣旨

 

結論からいいますと

 

「直葬とは警察が主に行ってきた葬儀」

 

を指します。

つまり警察で身元不明者の仏さんが出てくることもありますが、このような場合に葬儀をしないわけにもいきません。

そのためできるだけ簡素に費用も時間もかけずに行うということで直葬を行うことが多かったのです。

警察では今も行われていますが、それが徐々に一般化してきたともいえるでしょう。

ちなみに直葬とは、警察用語の「直送」から発生してきたと言われています。

 

直葬の悲しさ

 

しかし冒頭の流れを見てもらうとわかりますが、ほとんど見送るといった気持ちの整理をつける時間もありません。

気がつくとお骨しかないということがほとんどで、本当にあっけないものです。

家族や親族では、後になって火葬のみの葬儀をしたことを後悔することも多いです。

費用としては10万程度でできることもあり、たしかに最安値といっても良いのですが、気持ちの面では後から整理できず長らく後悔することもあります。

 

費用をかけない葬儀は他にもある

 

個人的には直葬というのは精神的に後からボディーブローのように効いてくるもので、おすすめできないと思います。

費用だけということでしたら他にも安くできる方法はあります。

たとえば家族葬というものがあり、最低のランクであれば30万程度で済むこともあります。

火葬のみで20万かかることもありますが、これだとそう費用に開きもありません。

ちょっと費用を足すだけで、後で「やれることはやった」と枕を高くして寝れるということも多いのです。

私は直葬をするくらいなら、最低ランクでも良いので家族葬をおすすめします。

 

家族葬で安い費用にする方法

 

簡単にいえば

 

「複数の葬儀社で費用比較をすること」

 

が効果的な安い家族葬をする方法です。

臨終となってバタバタするとどうしても病院、葬儀社の主導的な流れでいろいろなものが決まっていきます。

この余裕のなさが余計なオプションがついたりして費用を高額にしていく傾向があるのです。

 

参照

病院からの葬儀社のリストを受け取って選んではいけない?

 

ですので事前相談と見積もりをとっておき、臨終後には葬儀社と最終的なことを詰めるだけにしておくことが必須といえるでしょう。

 

参照

葬儀社に事前相談で伝えるべきこと

生前に葬儀の見積もりをするメリット

葬儀費用を安くする5つのポイント

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安く満足の行く葬儀にする方法