一般的には
- 通夜
- 葬儀
- 火葬
- 埋葬
といったような流れで葬式・葬送を行います。
しかし遺言で葬儀は不要と書かれていれば、どちらかといえばイレギュラーなのでどうすれば良いのか?と思ってしまうかもしれません。
この場合には遺族としてどのように対応していけば良いのか?について紹介しておきたいと思います。
原則として遺言は守る
別の記事「葬儀は故人と喪主のどちらの意思を尊重するべきか?」にも紹介していますが、やはり
「故人の意思を尊重する」
ということが大原則といえます。
遺族として納得しきれないということはあるかもしれませんが、基本的にはその意思を尊重することで良いでしょう。
葬儀はどこまでやるべきか?
- 通夜をする
- 葬儀をする(読経など)
- 火葬をする
- 埋葬をする
というようにプロセスがあります。
葬儀をしないといってもどれとどれをやるのか?ということが問題になります。
このうち故人の意思にかかわらずしなければいけないことは火葬のみです。
これは法律的な問題が原因で、火葬をせずに遺体のままにすれば遺体遺棄として遺族の犯罪となることがあるからです。
参照
「遺体をお墓以外の場所に許可なく埋めることは何の問題があるのか?」
それ以外は一切無視して行うことをやめても問題はありません。
そのため最小限ということになれば
- 病院などで臨終となる
- 火葬場に搬送をする
- そのまま火葬をする
ということになります。
これは直葬というように呼ばれますが、特に違法ではありません。
参照
またさらに極端にいくならば、お墓への埋葬も不要ということもあります。
この場合には海などに散骨することとなります。
遺族が自分で行うこともあるかもしれませんが、厳密には違法となることもあるので注意が必要です。
参照
NPO法人など海への散骨を専門として行っているところもあるので、依頼をしたほうが無難といえます。
葬儀はしなくても良いのか?
上記を見ればわかりますが、火葬などといった最低限のことしか行いません。
故人が遺言で記載していればこのようになりますが、喪主や遺族としてはあまりにもというように思うこともあります。
また私は個人的には興味はないのですが、親戚の手前体裁が悪いということで、家族葬といった最低限の葬儀だけでもして埋葬をする方もいるようです。
参照
もしここを見ている方がいて自分の葬儀のことを遺言に残そうという場合、葬儀はしなくても良いではなく、上記を参考に火葬は仕方がないとしてその他についても細かく記載しておくべきと思います。
- 通夜
- 葬儀(読経など)
- 戒名
- お墓への埋葬
この点は最低必要かどうかは記載しておいて喪主を混乱させないようにすることも必要ではないでしょうか?
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