多くの場合、日本では仏式の葬儀を行います。
そこでは
- 通夜
- 葬儀
- 火葬
- 法要
- 埋葬
という順番に行われていきます。
法要をしない人も増えていますが、それでも通夜、別の日に葬儀と火葬、また別の日に埋葬といって多くは3日程度かけることとなります。
これに対してキリスト教での葬儀ではどのようなスケジュールになるのか?について紹介しておきます。
仏式とは少し違っています。
キリスト教での葬儀のスケジュール
まず大きく違うのは
- 臨終のときから神父による葬儀が開始される
- 法要がない
ということです。
臨終では仏教式では何も行いませんが、臨終となって葬儀社に連絡をし、通夜の段階から読経などを僧侶によって行ってもらいます。
一方でキリスト教では臨終の段階で看取りから神父の方による儀式が開始されます。
危篤という段階で事前に神父さんに連絡をし、病院にも来てもらうということになります。
このあたりは宗教間での思想の違いというところはあります。
また法要というのは
- 納骨
- 初七日
- ふた七日
- み七日
- 49日
といった葬儀後の49日まで続く一連の儀式のことです。
この後も三回忌などでまだ続きます。
仏教ではこの葬儀後の法要も重要視されますが、キリスト教では葬儀で終わりとなります。
そのためキリスト教の葬儀のスケジュールとしては
- 臨終からの看取り
- 通夜(通夜の集い、前夜式などと表現されます)
- 葬儀
- 火葬
- 埋葬
というようになります。
早く葬儀が終わるのはキリスト教
冒頭でも紹介しましたが、現在では仏教式でも法要をしないことも多いです。
そうなれば、臨終の看取りを除けばスケジュールという点ではほとんど違いはありません。
あとの香典といった制度があるのは共通ですし、教会で葬儀をするのか?といったことを除けば実はそこまで違いがあるわけでもないといえます。
いきなりキリスト教で葬儀をしたいと思う
キリスト教の葬儀は費用もより安いと言われています。
参照
お布施に該当するものが半額以下となることもあり、最近注目する人も多いようです。
しかし原則、信者である人の葬儀をするというのがキリスト教の考えであって、費用だけを考えて臨終時にいきなり教会にお願いにいってもまず拒否されると思います。
そのためどうしてもキリスト教の葬儀をという場合には、ミサに定期的に出席しておくということも必要となってきます。
しかし信者でもないのにそのような出席の手間をかけるのもどうかと思います。
ですので無宗教での葬儀でも良いかもしれません。
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