葬儀においてはまず最低限のことですが、案外誰がするべきなのかは現代社会ではあまり知られなくなりました。
いざというときのために誰が喪主になるのか?、またなるべきなのか?についてはよく考えておかないといけません。
喪主の役割
葬儀の主宰者のことを指します。
日本では昔から故人の配偶者かその子供(長男)が務めることが多かったとなっています。
若い独身者が故人の場合、その親が喪主となることは多いようです。
喪主の大きな役割としては理想のパートナーである葬儀社の選定にあるといえます。
あとは参列者への挨拶といったところが大きな役割といえるでしょう。
実際の葬儀の進行や会場の手配などはそのパートナーの葬儀社に任せることとなります。
葬儀の卒業式といえば、さしずめ喪主とは在校生代表といったところだと思います。
参照
喪主の3つの条件
上記でどのような人が喪主になるのか?ということを紹介しました。
原則は、故人の配偶者やその長男ということになります。
しかし事情があって別の人が喪主とならなければいけないこともあります。
この場合、特に法律や習慣などで絶対に配偶者や家族がならないといけないということもないので、たとえば次男や次女が喪主を務めても良いとなります。
あえて喪主になる人の条件をいえば
- 葬儀におけるリーダーシップを親戚間などでとれる人
- 故人の生前のことをよく知っている人
- 理想のパートナーである葬儀社を探すことを行う人
といったものになるでしょう。
従って別に配偶者や長男である必要はなく、別によりふさわしい人がいればその人でも問題ないのです。
喪主に必要な作業とは?
上記の3つの条件に沿って考えれば、誰が喪主になるべきか?ということはある程度見えてくるのではないでしょうか?
1つめのリーダーシップについては特に問題ないかと思います。
会議でもリーダーがいないと進まないように、葬儀も同じです。
葬儀についてある程度、家族や親せきといった多くの人間関係がある中でリーダーとして意見調整するような能力も必要となります。
この調整ができないと葬儀後に、親戚間での仲にひびが入ることもあります。
2つめの故人のことをよく知っているという点ですが、葬儀というものは故人の人柄やその親しい人や好きだったものなどを知らないと良い葬儀にはなりません。
そのような内容を踏まえた葬儀の内容とすることが理想といえます。
3つめの葬儀社を探すということですが、多くの方は期間の余裕もなく葬儀の内容から予算までを比較して葬儀社を決めなければいけません。
それには2つめの故人の生前のことを知っている人で、それを踏まえた葬儀の提案をしてくれる葬儀社を選ぶことが一番大事なことといえます。
(この葬儀の提案力や構想力が良い葬儀社かどうかの判断ポイントといえます)
参照
余命の宣告などといったことを受けてからでも良いので、生前のことを整理し、ふさわしい葬儀となるように事前に準備をすることが非常に重要といえます。
喪主と葬儀費用の負担
日本では葬儀費用を誰が負担するのか?という一応のルールのようなものもあります。
これは喪主とも深く関係していることで、一応原則は喪主が負担するということになっています。
故人の資産があればまずそこからねん出しても良いでしょうし、それで足りないという場合には残りを喪主が負担するということもあります。
兄弟間でトラブルとなりやすいところでもあるので、一応ルールは知っておくと良いと思います。
参照
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