これについてはかなり多くの方が誤解をしているかもしれません。
現在は通夜があり、その後日に葬儀が行われます。
「当然通夜のタイミングで香典を出すだろう」
と思っている人が多いと思いますが、実は正式には正しくありません。
通夜で香典を出すべき人とは?
これはズバリ、
「後日の葬儀に出席できない人」
がこのタイミングで香典を出すべき人となります。
正式には葬儀で香典を出すのが正しい
通夜ではないと紹介しました。
ではどこで香典を出すのが正式かといいますと
「葬儀の日」
となっています。
たとえば通夜と葬儀の両方に参列したとします。
この場合、通夜では香典を出さずに、後日の葬儀で香典を出すことになります。
もちろん回数は1回葬儀の日に香典を出すとなります。
まれに両方の日に葬儀を出すべきですかという質問を受けることもありますが、答えは葬儀の日に一回というのが正解となります。
通夜で行うべきこと
ドラマなどと見ていても通夜で香典を出しているシーンも多く、現在は次第に混同しているような感じもしています。
通夜では香典はないので、受付の時点では芳名録には自分の名前を記名するだけになります。
横ではひょっとしたら香典を渡している人がいるかもしれませんが、
- 後日の葬儀に出れない人
- 通夜に香典を出すのが常識と考えている人
のどちらかということになります。
しかし正式なことをしているのでという気持ちで特に恥ずかしく思う必要もありません。
葬儀でも芳名録があり、やはり記名をし、ここで香典を出します。
香典返しのタイミング
ちなみに喪主側からの話も紹介しておきます。
最近では香典を受け取ると同日に香典返しをすることも多くなりました。
カタログを渡し、その中で自由に選ばせるという返しが多くなっています。
しかしこれも正式ではなく一般には49日が終わってから送るのが本当の香典返しです。
香典を出すことも、その返しも徐々に古来からの風習がすたれているとはいえるのかもしれませんね。
参照
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