多くの方は
- たとえば余命宣告を受けたとき
- 様子を見ていてそろそろ亡くなるかもしれない
- 実際に亡くなった
という段階で葬儀社を選ぶということになると思います。
もちろん費用的にも時間的にも余裕ができやすいのは、余命宣告を受けたときといった事前相談といえます。
しかし事前相談ということで、その後事情が変わり葬儀予算も減ってしまうということもあるのです。
事前相談とは?
簡単にいえば故人となる予定の方のことを説明し、それにふさわしい葬儀を企画することといえます。
葬儀社によっては単に費用の見積もりをすれば問題ないとしか考えていないところもあるかもしれませんが、それは相談ではなくただの見積もりです。
葬儀とは故人の人生の卒業であって、費用ありきではありません。
その人生にふさわしい葬儀を企画・提案することが葬儀社の本当の役割です。
まず事前相談で何を葬儀社の担当者に伝えるべきかは以下のページにまとめています。
事前相談で伝えるべきことというページを見て、その内容を簡単にまとめてから相談に行くと良いでしょう。
その後、その葬儀社から企画・提案された葬儀内容でどの程度の費用になるのか?を見積もりしてもらうということになります。
参照
事前相談から葬儀までの期間
しかしその後事情が変わるということもあります。
上記ですでに故人も喪主も納得できる葬儀を企画・提案されてそれで行こうと予定はしていても
- 予想以上に入院や治療費用がかかってしまった
- 把握していた資産の金額よりも少なかった
- 介護費用で予想以上に資産が劣化していた
といったようなこともあります。
この場合ひょっとすれば事前相談をしたときの葬儀費用は出なくなっているかもしれません。
しかしこの段階でも事前相談した葬儀社をあきらめるということは少し待ってほしいと思います。
予算が足りないときにどう対応するべきか?
まず考えられる方法としては
- より安い費用で葬儀ができる葬儀社を探す
- 直葬を検討してみる
- お布施や戒名代を節約することを検討する
- 事前相談をした葬儀社に再度相談してみる
というものがあります。
まず直葬については後から後悔することもあるので、あまり検討しないほうが良いと思います。
厳密にいえば、葬儀というよりも身元不明者の遺体の火葬といった意味もあり、あまりおすすめはできません。
参照
そのためまず考えるべきことは、「事前相談をした葬儀社に連絡をしてみる」ということです。
どの程度の予算不足かにもよりますが、その減少した予算での葬儀を再検討してくれることもあります。
その際に葬儀のどの部分に費用を削るべきか?といったことについても適切にアドバイスしてくれれば良い葬儀社ともいえます。
以前に上記の事前相談の箇所でも紹介していますが、ある程度の事情を知ってもらっているのでやはりまず本当の事情を説明していくべきだと思います。
優秀な葬儀社であれば削るところを削って何とか葬儀を企画してくれることも多いと思います。
しかしこれでも無理となれば、最後に別のさらに費用の安い葬儀社を探すという方法を選択すると良いと思います。
葬儀を安くすることのデメリット
実際のところ、今回のようなケースは割合あることです。
デメリットというのは正直いってないとも思います。
というのも葬儀で最も重要なことは、家族や親戚で故人を送り出すことであり、本来そこは無料でしても良いものだからです。
棺のランクを落としても良いのです。
祭壇のランクを落としても良いのです。
ただ最低、故人を送り出すという真摯な気持ちだけはなくさなければ後はどれを削っても問題ないでしょう。
お布施や戒名代というお寺に支払うものを節約するということもできますが、お寺によっては費用を節約すると納得してくれないということもあります。
特に戒名も絶対に必要というものでもないので、どうしてもという場合これも節約しても特に問題もないといえます。
参照
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