葬儀社では一度契約すればその後再び契約しないことも多いということで、ずさんな葬儀サービスを提供してしまっているところもなくはありません。
喪主、あるいはその他の家族としては葬儀中、あるいは葬儀後にもクレームを入れたくなることもよくありますが、このようなときにどこにクレームを入れると良いのかについて今回は解説したいと思います。
葬儀のクレーム例でよくあるパターンとは?
最近は特に葬儀のクレームが増加しているといわれていますが、どのようなクレーム例がるのか紹介しておきます。
- 葬儀社の担当者の対応やふるまいが良くない
- 祭壇や供物などに不備があった
- 契約した内容と料金やサービス内容が違う
- 相場よりも高い料金にされた
- 自宅葬で自宅の物品を壊された
- 互助会についてのクレーム
参照
たいていは葬儀でのクレームといえばこのどれかに属するのではないかと思います。
担当者への不信感というのも、その多くは担当者と喪主とのコミュニケーション不足で起きることでもあるのですが、相性の問題も考えられます。
お金の問題やクレームについては葬儀では後払いが多いので、まだ支払っていないことが多いといえます。
契約した内容と違うなどおかしいということであれば、納得するまで保留にして話し合いをするようにしていきましょう。
一度納得しないまま支払ってしまうと、その後返金というのは求めていっても可能性はやや低くなってしまうことも多いです。
葬儀社のクレーム対応窓口は?
今回のようなケースでは順番が一応あります。
- クレーム対象者である葬儀社のスタッフ
- 葬儀社のクレーム対応窓口
- その葬儀社の所属している業界団体(連合会、協会など)
- 国民生活センター
まず上から順番にクレームを伝えていくとスムーズになるかと思います。
クレームを葬儀で出したくなるときにはその担当者にまず伝えることで、良心的な人であれば即座に対応してくれることもあります。
クレーム対応してくれないときには、葬儀社の本部にあるクレーム対応窓口に伝えるということでも良いです。
葬儀社自体がクレーム対応力がなければ国民生活センターに連絡するというようになります。
ただ国民生活センターのスタイルとしてはクレーム内容を聞き、把握し、クレームについてのアドバイスをもらえるだけであることが多いです。
たとえばその葬儀社に連絡して是正指導をしてくれたり、返金してくれるように促すというようなことはあまり期待できないといって良いでしょう。
葬儀社にクレームを伝えても解決しないときにはどうしても解決するというときには訴訟しかないといえます。
参照
葬儀社のクレーム対応窓口に連絡するときの注意点
葬儀社でも本社などにクレーム対応窓口などを設置しているところはかなり規模も大きいのではないかと思います。
そのためしっかりとクレーム内容を伝えないと対応してくれるにしても対応できないこともあるので注意しましょう。
- あなたの実名
- クレーム対象の担当者の名前
- 葬儀をした日時や支店名
などは明確に伝えるようにしてください。
各地に支店があってどこの話かもよくわからないクレームもかなり多いので、窓口にしっかりと情報を伝えるようにしましょう。
葬儀社へのクレームと喪主の対応
今回のケースではまだ葬儀社と契約しきっていないという段階のケースもあるかと思います。
まだ葬儀サービスが受けていない段階であればキャンセルしても良いのですが、実費がすでにかかっていればその分については請求されることもあります。
またその葬儀社に積立金などを入れていればクレームでの交渉次第でどこまで返金されるかも葬儀社によってばらばらです。
参照
葬儀というのは今回のようにクレームがあっても性質上なかなか中止や解約しにくいという事情もありますが、葬儀社を選び直すというときには上のページで良心的な葬儀社を選ぶ方法を押さえて、しっかりとした葬儀社に巡りあえるようにしていきましょう。
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