葬儀というのはいつ必要性が出てくるかはわかりません。
データ的に見ると午後から夜にかけて亡くなる確率というのは低くはありませんので、葬儀社というのは基本的に24時間対応となっているところが多いといえます。
葬儀社は24時間対応?365日対応?
冒頭にもいいましたように人の死というのはいつ訪れるかはわかりませんので、葬儀社の多くは
- 24時間対応
- 365日対応
というようなシステムとなっているところが多いといえます。
日中は良いとして、夜は少人数ですが待機している担当者を置いているというようにしているところが多いはずです。
葬儀社の24時間対応の仕組み
葬儀社でも労働基準法の適用はあるので、1日8時間労働しかさせてはいけないことは変わりありません。
葬儀社の24時間対応では宿直という法律上の制度の適用をしているところも多いと思います。
- 宿直について労働基準監督署の許可を得て行っている
- 宿直手当として平均賃金の3分の1程度の支給をしている
というような制度になるのですが、上のように結構安い賃金で宿直として葬儀の連絡を待っているような状況です。
この宿直も葬儀社の離職率のそこそこ高い理由といっても良いのですが、利用者からすれば24時間対応で当たり前というような見方をする人もいますが、中の社員は激務というように感じている人も多いのが実際です。
葬儀社の24時間対応と葬儀までの流れ
葬儀をしなければいけないというときには葬儀社に連絡をして契約をするということは必要となりますが、大まかな流れとしては
- 臨終を迎える
- 2時間以内に葬儀社を決めて、遺体を病院から運びだす
- 葬儀社などと相談もして、僧侶や火葬場の手配をする
- ここまで準備して葬儀の日程が決まる
葬儀社が24時間対応ということですが、深夜に臨終となったときにはとりあえず葬儀社のほうに遺体の運び出しを頼めます。
朝になってからその後の打ち合わせなどを行うというようなケースが多いと思いますが、病院というのは遺体をいつまでも置けないようになっているので深夜でもすぐに葬儀社に連絡するということが必要となってきます。
参照
「病院などの死亡場所から遠い葬儀社と契約をしてはいけない?」
葬儀社の24時間対応と年末年始
葬儀社は24時間、365日対応としても火葬場が休みというタイミングもあります。
火葬場は年末年始が特に混むので、下のページに解説していますように
- 年始の4日などやや火葬場の空くまでの間は葬儀ができない
- 年末年始のその間は葬儀社に遺体を預かってもらう
参照
というようにして葬儀を行います。
友引の火葬場の休みと葬儀社の24時間対応
火葬場というのは他にも友引の日は休みというようになっています。
そのため友引付近の日に亡くなるとすぐに葬儀ができないので、数日待たないといけないというようなこともあります。
ただ年末年始と同様にこの友引でも遺体は葬儀社に一時預かってもらい、友引直後に葬儀を行うというようにしていくことも可能です。
通夜のお泊りと葬儀社での緊急事態
通夜の晩は遺体を囲み、家族や親戚で最後の思い出を語ったり、お別れの時間があります。
このときも葬儀社には通常誰かが待機しているはずなので、何か通夜の夜に緊急事態などがあれば宿直室に行くと話ができるようになっています。
最近は携帯電話があるので通夜のない夜は誰もいなくて、自宅で携帯電話の横で寝ながら待機ということもありますが、通夜のある日は葬儀社に誰かがいるようになっているかと思います。
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