この点についていくつかの候補が考えられます。
よくあるものとしては
- 自宅
- 町内会館
- 菩提寺などのお寺
- 葬儀社や貸式場の斎場
- 市営の火葬場付属の斎場
などがあります。
どれを選んでも良いのですが、それぞれメリットとデメリットが考えられます。
理想の葬儀場所とは？
現在ではマンションで生活するということも多いです。
そのためスペース的に自宅での葬儀はもちろん、遺体の安置も難しいという時代だといえます。
古来から葬儀とは自宅でまず行うのが通常でしたが、現代では自宅での葬儀の割合は減少傾向にあります。
参照
理想としては故人も長年生活してきた自宅で行うのが良いのかもしれませんが、スペースの問題で難しいという場合には仕方がありません。
この場合、貸斎場で行うということを選択していきましょう。
斎場を選ぶポイント
いろいろな検討したり比較するべきところはると思いますが、
- 使用料
- 故人にふさわしい場所かどうか？
- 遺体安置ができるかどうか？
- 貸切かどうか？
といったことから考えるべきだと思います。
自宅から遠いのはＮＧではという方も多いですが、そこまで敏感になる必要もないかもしれません。
というのも葬儀の場所には基本的にはその後二度と行かないと思います。
ですので行く回数が多いということでもないので、そこまで考えなくても良いと考えます。
斎場と費用を考える
自宅というと一番会場費用がかからないといえます。
しかしスペース的に難しいという場合には、貸斎場を借りますが、この場合のデメリットは費用が発生するということです。
冒頭で挙げた斎場の中で費用がもっとも安いのは市営の火葬場付属の斎場といえます。
市営ということで安いという理由もあります。
しかしこの場合の問題としては、火葬場が近く、告別式の後に移動の時間もなくいきなり火葬となるということです。
つまりお別れの時間が短くなりますので、気がつくと火葬も終わっているといったあっけなさが強く残るといえるでしょう。
また市営ということで人気もあり予約も時期によっては一杯のこともあります。
葬儀を行う日程を調整できなかったり、また予約をできる日が融通してもらえないということもあるようです。
次に費用的に安いといえるのは葬儀社や貸式場の斎場でしょう。
葬儀社によっては自社葬儀場を保有していることもありますが、持っていなくても提携している斎場があると思います。
基本的にはそこを指定されると思いますので、特に葬儀に支障をきたすということはないと思います。
内装費用のかかる斎場
少し葬儀を浮かべて欲しいのですが、会場にはさまざまな内装や外装が施されています。
たとえば
- 祭壇
- テント
- 内幕
- 椅子
このような葬儀当日の内装・外装に手間がかかるほどその斎場費用はかさみます。
町内会館や、菩提寺などのお寺、は本来このような葬儀場を専門とした施設でもありません。
つまり当日に向けて一から準備をすることが必要となりますので、その費用には驚くこともあるかもしれません。
（ただしお寺ではもともと本堂を祭壇として代用しますので、その分の費用はかからないと思います）
菩提寺があればまだしもそうではない場合には、無理にこのような斎場を選ぶ理由はないような気もします。
やはり葬儀社の用意してくれる斎場で十分な気もしています。
お寺では葬儀をできない？
お寺によっては自分の寺ではなく、別のホールでの葬儀を行うことを薦めることもあります。
費用がお寺よりも安く、また専門的に葬儀用として建てられているので、使い勝手が良いということもあるのかもしれません。
どうしてもお寺で葬儀をしたいという人もいるかもしれませんが、その場合は内装費や外装費をある程度覚悟しているということを伝えればお寺で葬儀ができることもあるでしょう。
しかし個人的に大規模葬であってもお寺でしなければいけないという理由もないので、特に違うホールであっても良いと思います。
葬儀を相談したときに斎場をどこにするというのはお寺で随分と考えも違うようです。
相談してみてお寺ではなく、一般のホールを僧侶の方に勧められたしても費用のことを考えてのことかもしれませんので、決して悪いことでもないでしょう。
神社では葬儀はできない？
神式葬儀も最近は徐々に増えつつあります。
しかしこの場合、神社で葬儀をすることはまずありません。
自宅、貸斎場で行うことがほとんどです。
そのため神式葬儀という場合には、葬儀社選びと貸斎場を選ぶことは特に重要といえるでしょう。
参照
家族葬と葬儀場所
最近多くなっているのがこの葬儀形式です。
少人数でごく近い人だけで行うのが特徴で、会場もそこまで大きくなくても十分だといえます。
上記には費用や種類の話をしてきましたが、この家族葬ではどの斎場が良いのか？ということですがズバリ
「葬儀社の斎場」
が一番良いと思います。
まずお寺や会館は規模が大きいことも多く、不釣合いに思います。
また市営の火葬場付属の斎場は市営ということで使用上の制限も多いです。
費用的には安いといえますが、アットホームな葬儀という点でこの市営ということでの制限が邪魔になることは多いでしょう。
参照
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