冠婚葬祭という言葉がありますが、その中でも自分の結婚と親の葬儀というのは人生の大きなイベントといっても良いでしょう。
たとえば結婚式では名古屋といった特定の地域では昔から大きな費用をかけて行うことで有名ですが、結婚式も葬儀もお金と時間と労力をかけて行うことが昔から日本では多く見られる特徴でした。
参照
しかし結婚と葬儀では少し性質が違いますので、どちらにお金をよりかけるのかということは若干個人の考えによって違ってきます。
結婚と葬儀のどちらにお金をかけるべきか?
両方の違いをまとめますと
- 結婚はかなり前から準備ができるが、葬儀は感覚的にはいきなり来る
- 結婚は自分たちのことだが、葬儀は親のこと
- 結婚は未来に向かうというところもあるが、葬儀は過去の清算という意味もある
- 結婚は生きる者のためにするが、葬儀は死者にするものともいえる
当然ですが葬儀と結婚式ではこのような違いがあります。
共通していることとして近年は徐々に葬儀も結婚式にもお金をなるべくかけないようにしよう(もしくはかけられない)という傾向があることではないでしょうか?
結婚式ではまだ親が健在の時代でもあるので親からの援助もまだあるかもしれません。
しかし葬儀では親も定年後で介護などでお金を使って資産も劣化している中で行わないといけないというところもあります。
参照
私は個人的には結婚でも葬儀でも身の丈にあった金額で行なえば十分だと思います。
結婚式よりも大事なこととは?
たしかにこれから他人同士が一緒に生活をするということでめでたいことかもしれません。
ちゃんとした結婚式をして、けじめをつけて、人生をともに歩もうという儀式も大事でしょう。
しかし結婚後何があるのかわからない時代です。
- すぐに出産があるかもしれない
- 子育てには結構お金もかかるもの
- 子供の教育にもお金をかけるべき
といったことはいえるのではないでしょうか?
教育もお金と質とは完全に比例はしませんが、家の裕福さと子供の生涯賃金には一定の比例関係もあるといわれています。
結婚式を豪勢にするのも良いでしょうけど、私はより子供にといった未来のためにお金は置いておくほうが良いのではないかと思います。
葬儀よりも大事なこととは?
この点葬儀も同様です。
このサイトでも繰り返し記載してきましたが、お金をかけたからといって良い葬儀になることはありません。
重要なことは喪主の気持ちです。
- 故人にふさわしい葬儀を考えること
- 決して高くなくても葬儀社に事前相談をして葬儀内容をよく検討したこと
といったことが葬儀では重要なことです。
参照
参列者が少なくても、家族葬であっても特に構わないのではないでしょう。
参照
故人にふさわしい葬儀であって、喪主も満足できて、かつ喪主や故人の資産に沿った内容の葬儀であれば良いでしょう。
葬儀費用を高くして無理をするよりも、喪主以下が葬儀後も満足に生活ができるということのほうが重要であると思います。
<スポンサード リンク>