葬儀にお金をかけられない時代

 

以前は冠婚葬祭といえば家が傾くほどに財力をかけるような地域もありました。

しかしそんな時代もとうの昔といっても良いかもしれません。

最近の葬儀事情について紹介しておきたいと思います。

 

平均給与の減少

 

昭和といえば多くの人が正社員といった時代でもありました。

終身雇用で、解雇や減給といったことも一般的なことではなく、普通に勤務していれば定年を迎えて退職金という流れがありました。

しかしバブル崩壊のあとはそんな話は夢物語で、経済的にひっ迫した人も大勢います。

また統計からみれば、次第にサラリーマンの平均年収も下がり、生活保護の受給者も増加しています。

潜在的には将来が不安と思いつつ毎日何となく生きている人が非常に多いのではないかと思います。

 

葬儀の相談といえば大半が・・・

 

昔は葬儀の相談といえば

 

  • どんな葬儀にすれば故人は満足するだろうか?
  • 正式な葬儀とはどんな方法なのか?

 

など周囲の目を気にしたところもありましたが、最近はこのような傾向は弱いといえます。

正直いって大半の相談は「費用を安くおさえて葬儀をしたい」というようなものとなっています。

もちろんまだ費用をかけてちゃんと葬儀をするという人もいますが、割合としてはかなり減りつつあるといって良いと思います。

 

介護から葬儀の流れ

 

実際に平均的なデータからすれば

 

  • 80歳程度で親が亡くなる
  • そのときの年齢は子供が50歳程度
  • 子供もいて20歳程度

 

となっているようです。

子供が20歳となれば教育費用などはある意味で一番使ってきたところです。

また50歳といっても昔のような昇給がある時代でもないので、ひょっとすれば年収は十分ではないかもしれません。

そのような状態で、ここ10年くらい親の介護で悩まされてきたということもあるでしょう。

在宅介護も費用はかかりますが、老人ホームといっても安くても月9万、高いと20万を超えてくるところもあります。

親の葬儀をと理想はあってもその時期に達するまでに使用した体力と財力ですでに満足に葬儀もできないという人も多いのが現代ではないでしょうか?

 

特に費用をかけたからといって良い葬儀でもない

 

さてそもそも葬儀とは何でしょうか?

いろいろな説はありますが、個人的には「お世話になってきた親の人生の卒業式」だと私は思います。

親にもよりますが、すでに故人となった今、その卒業式とは心のこもった在校生である貴方の見送りが本質的なことではないでしょうか?

もちろん費用に余裕があれば古来から伝わる方法でやるのが良いのでしょうが、家族葬などでも特に問題はありません。

 

参照

家族葬とはどこまでの葬儀を指すのか?

 

もちろん在校生である貴方にしっかりと故人の卒業を見送る心があればということになりますが。

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安く満足の行く葬儀にする方法