葬儀の値段よりも注意したいこと

 

実際には

 

「葬儀となればまず費用の話」

 

になることがほとんどです。

これは喪主側だけではなく、葬儀社も同じような傾向があります。

たしかに葬儀費用は重要なことですが、私はもう1つ重要な視点が抜けているように思っています。

 

日本人の葬儀の値段の平均はどの程度?

 

これについては2010年度の調査では199万とされています。

財団法人日本消費者協会によるデータです。

 

参照

日本人の葬儀費用の平均金額はどのくらいか?

 

ただしサンプルケースは221件の葬儀を平均したもので、母数が非常に小さいです。

この点、本当の平均と数字がかなり違うことも考えられます。

参考程度に知っておくということで十分だと思います。

 

葬儀の値段はどの程度で想定しておくべきか?

 

199万という数字はともかくとして、その喪主ごとに

 

  • 資産
  • 予算
  • 所得
  • 故人の顔の広さなど参列者の予想
  • 故人の葬儀への希望

 

といったことで相当に開きは出てきます。

しかし故人が大規模な葬儀を希望したいたとしても、喪主のできる範囲内で行えば十分と考えます。

故人がエンディングノートなどに希望を残しているかもしれませんが、できるところまで叶えるとして後は喪主の考えで葬儀を決定していけば良いと思います。

 

参照

エンディングノートの書き方 7つの書くべきこと

 

葬儀費用は天井はありません。

しかし安い値段でしようと思えば、安くもできる世界です。

たとえば安い値段でという場合には家族葬、直葬というものがあります。

家族葬では30万程度でできることもありますし、直葬ではさらに15万といった値段でできることもあります。

直葬は火葬をすることのみといっても良いので、現実的には葬儀かどうかは微妙という人もいますが、値段を安くしないといけないという場合には仕方がないのではないでしょうか?

 

参照

家族葬とはどこまでの葬儀を指すのか?

よほどでない限り直葬は行ってはいけない理由

 

葬儀で値段よりも重要視すること

 

臨終となり、火葬、法要と続けば、いろいろな思いが去来します。

数年してたとえば直葬にしたときに故人に申し訳ないという思いを経験する方もいれば、何か黒い記憶のようにしばしば悩まされることもあります。

それでも私は直葬しかできない、家族葬しかできないということであれば問題ないと思います。

しかし最終的には喪主の気持ちです。

喪主がどのような葬儀をして、故人との最後の別れをするのか?ということが最終的には重要なことです。

冒頭でも紹介しましたが、喪主も葬儀社も値段、値段と打ち合わせでは中心に話し合います。

しかし重要なことは「どのような葬儀にするのか?」「故人にふさわしい葬儀とはどのようなものか?」ということではないでしょうか?

故人には思いがあると思います。

たとえば音楽好きだった故人なら葬儀にその音楽をかけることも良いでしょうし、仕事場や自宅に思い入れが強かったなら火葬の前にその周辺を霊柩車で回るといったことをしていきたいところです。

値段が安くてもこのような故人が安心して旅立てる葬儀は十分に可能です。

事前相談をして良心的な葬儀社と契約をしていってほしいと思います。

 

参照

葬儀社に事前相談で伝えるべきこと

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安く満足の行く葬儀にする方法