最近では死亡は多くの場合には病院で迎えることが多いと思います。
医師によって臨終を告げられると、すぐさま葬儀に向かわないといけません。
しかしここで重要なことは「焦る必要まではない」ということです。
ドラマでは遺族の方が泣いているような段階で、すぐに葬儀社に連絡をしているようなシーンもありますが、ここまでは必要はありません。
2時間以内に遺体の搬送をすれば良い
よく言われるのは
- 生きているうちは患者としてお客さん
- 死亡するとお客ではない
として病院の態度がコロッと変わり、すぐに遺体の搬送を求めるといったように悪質な病院をイメージしたり、描写をされることもあります。
しかしそのようなことではなく、
「病院の安置所のスペースに余裕がないこと」
といった事情もあって、速やかに遺体を搬送することが必要となるという程度の認識で良いのです。
ですので冒頭のような遺族が泣いているような段階での葬儀社への連絡までは必要はないと思います。
この段階では喪主なども遺族とともに泣いていても問題ありません。
病院の安置所では2時間程度は安置が許されるので、落ち着いてから葬儀社に連絡をすることで良いでしょう。
参照
しかしあまりに搬送が遅いと・・・
事前の準備が十分ではないとこの段階で何からして良いのかもわからない状態となります。
その様子を見かねて病院から葬儀社を紹介されてしまうこともあります。
もちろんこのまま病院からの提案に沿って火葬まで行っても良いのですが、デメリットもあります。
それは病院から葬儀社の紹介を受けると葬儀費用が高くなる傾向があるということです。
他にもデメリットはありますが、一番質問を受けるのはまずこの費用的なことだと思います。
参照
近くの葬儀社に連絡をする
そのため基本的には自分たちで
- 葬儀社を決める
- 連絡をして病院まで搬送に来てもらう
- 葬儀の準備をしてもらう
ということが必要となります。
上記でも紹介しましたが、2時間というある程度のタイムリミットもあるので事前に何も準備していないとなればかなり忙しいですし、また良質な葬儀社を選ぶことができるかといえば確率的な問題となってしまいます。
そこで最近よく行われているには事前相談ということです。
これは生前にそろそろというときに、いささか不謹慎ではあるものの葬儀社を決めておくなどの準備をしておくということです。
事前相談をしておく
生前から複数の葬儀社の資料請求をしたり、葬儀の相談をしておくことは非常に大きな意味があります。
- 価格比較ができること
- 良心的な葬儀社を見抜けること
- 故人の人生の卒業式にふさわしい葬儀を企画することができること
大きくいえばこのようなメリットがあります。
病院で葬儀社を探すとどんな葬儀社に当たるかもわからないと紹介しましたが、時間の余裕もあるので雲泥の差となることがわかると思います。
葬儀の内容とともに、喪主などはその後も生活をしていかなければならず、葬儀費用を予算にあった適正なものとすることは最低限必要なことです。
当日に慌てないように準備をしておくことは喪主として非常に重要なことといえるでしょう。
参照
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