お経を聞いても一般の方はその内容もよくわからないかと思います。
もともと日本語ではなく、インドなどから伝来したものもあり、近くで聞いていても意味もわかりません。
ただ一般の方でも感じるのはお経や読経の時間の長さではないかと思います。
あれ読経が短い?
喪主として葬儀をしているとお経が短いと感じることもあります。
おおよそ15分から20分程度が一般的な葬儀での読経の長さではありますが、それよりも短いと省略されたのではないかと疑いたくもなります。
事情はいくつか考えられますが、まずいえることは
「お経の本質的なところや核心的なところだけ読経をして時間が短く感じることもある」
ということです。
まず通常は面倒だからといって省略することはないと思いますが、このように大事なところのお経だけ唱えているということで短く感じることもあるようです。
読むスピードでも短くなることもある
お経のどの部分までを読んでいるのか?とともによくあるのが
「読むスピードでも時間が短くなることもある」
ということです。
この場合、まったく省略していたりはしないのですが、日によっては短くなってしまったということもあります。
その日の僧侶の方のバイオリズムや、斎場の雰囲気なども関係してくるのかもしれません。
戒名の長さも影響
お布施をし、戒名もつけてもらいます。
この戒名の長さも読経の時間の長さと関係してきます。
参列者の多さも影響
最近では家族葬といった小規模なものも多くなっています。
参照
この場合、焼香をする人も少ないので、お経は短くなる傾向もあります。
逆に大規模な葬儀であったり、参列者が多く焼香をする人も多いと、焼香の途中でお経が終わってしまうとあまり良くありません。
そのためこの焼香をする人数も読経の長さと関係してくることもあるようです。
お布施の金額や宗派によっても変わる?
その他、
「お布施が多いとお経も長くしてくれる?」
といったこともよく言われるようですが、あまり関係はないと思います。
また宗派によっても多少の長短はありますが、そこまでお経の長さが変わるということもありません。
それよりも上記でも紹介していますような事情のほうが影響は大きいのではないでしょうか?
僧侶に短いと詰め寄る
ある知っている方が
「短いので供養の効果がないのではないか?」
と担当した僧侶の方に詰め寄ったことがありました。
そのときには見ていて明らかに僧侶の方も気を悪くしたようで、表情を変えて斎場を後にしました。
やはり専門職の僧侶という仕事でケチをつけられると気分を害するのかもしれませんね。
その後永代供養を依頼することもある
まだまだ宗教と葬儀とは密接な関係があります。
葬儀後も
- お布施
- 永代供養を頼む
といった関係がその僧侶の方と残ることもあります。
ひどいケースになれば僧侶の方への信頼性を失なったと言う方もいますが、その後もこのような関係性が続くので難しいところです。
後々の関係性もあるので、個人的にはお経が短いといったクレームはあまりつけないほうが良いと思います。
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