葬儀社と湯館の儀

 

難しい言葉で意味もあまりわからないという方もいると思います。

この湯灌というのは

 

「ご遺体を入浴させて洗浄すること」

 

となります。

結論からいいますと葬儀社のスタッフがこの湯灌をすることは基本的にはありません。

 

湯灌の儀で行うこと

 

体を洗浄するとともに、

 

  • 男性の場合髭をそる
  • 女性の場合化粧をする

 

といったことも含まれます。

意味としては、体を綺麗に洗浄して来世に備えるということになっています。

 

なぜ葬儀社では湯灌をしないのか?

 

最近では死亡した病院でエンゼルケアをしてくれることが多いです。

この段階で湯灌の目的をある程度達成しているのであらためて湯灌はしなくても良いということはあるでしょう。

また湯灌というのは高度な技術を求められますが、これに対応できる葬儀社は少ないといえるでしょう。

この技術的な理由からも湯灌をしないことは多いといえます。

 

もし湯灌を依頼すればどうなるのか?

 

もし葬儀社で湯灌となれば上記のように専門的な担当者はいません。

ですので通常は外注で専門機関で湯灌を行います。

そのため湯灌をすれば別途費用が追加され、おおよそ10万円前後の費用はかかると思います。

 

湯灌によくあるトラブル

 

冒頭のようにこの儀式がどのようなものであり、また費用は別途請求かどうかを確認を十分にせずに行われることは多いです。

そのため何となく湯灌を依頼してしまって、その費用に後から驚いたり、不信感を持つことは多いです。

しかしすでに湯灌も葬儀も終わっているので支払うしかないということはたまに聞く話です。

湯灌について正しく知識を得ておき、本当に故人にまた喪主に必要なことかどうかは判断して欲しいと思います。

 

湯灌は見世物ではない

 

通常は喪主やその家族の方の目の前で行われます。

処置といえば丁寧に見えたり、またありがたいように見えることもあります。

しかし病院のケアで十分とはいえますし、数日後には火葬となるはずでこの湯灌にどこまで意味があるのかは微妙です。

湯灌にこだわる人はともかくとして、まず湯灌は必要ないと考えて良いと思います。

 

一般的な洗浄と化粧

 

今回紹介していますように、湯灌をあまりすることはないといって良いと思います。

病院などでケアをしてもらい、そのまま安置所に搬送をしてもらいます。

ここからは湯灌ではなく、死化粧や衣服の着替えなどをして葬儀を迎えるということが多いと思います。

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