最近では斎場は貸会場で行うことが多いです。
そのため自宅葬をするという方の場合、どのようにすれば良いのかということについて情報を得ることが難しいといえます。
今回は自宅葬を行う場合の、スペースの使い方について紹介しておきます。
自宅の広さを考えよう
基本的には貸会場での葬儀と違うことはありません。
ただそれが自宅であるということだけが問題です。
貸会場では専用の施設も最初から付属していたりしてあまり用意をすることも必要ないといえます。
内装や外装を少し変更するだけでもう葬儀場ということにできます。
一方で自宅の場合には生活空間であり、葬儀用として想定されていません。
この調整ができるかどうかを考えていきます。
その中でもまず考えたいのは広さです。
参列者数を予想して、できれば全員が入れるスペースを確保したいところです。
原則として最も広い部屋を葬儀用に使用することが多いですが、それでも入りきらないということもあります。
当日は祭壇、花なども設置することとなりますので、部屋のそのままのスペースを葬儀の参列者用として確保はできないことにも注意が必要です。
全員が1つの部屋に入りきらないときに検討すること
参列者数が多いと上記のように1つの葬儀用の部屋として用意した部屋に入りきらないということもあります。
この場合、読経などの葬儀の時間に別の部屋や隣の部屋に参列者に入ってもらうことも必要です。
読経の声などが聞こえればまだ良いのですが、声も聞こえにくく、祭壇も見えないとなれば葬儀としては少し問題です。
このような場合によく行われるのは、読経など祭壇の映像を他の部屋に映るようにすることです。
これだと別の部屋でも葬儀を共有することもできます。
葬儀社によってはこのような映像や音響施設をレンタルさせてくれるところもあるので、事前に相談しておくと良いと思います。
また受付を済ませて庭、屋外で参列者に待ってもらう葬儀もあります。
この場合、祭壇はできれば外からも見える位置に設置するように考えます。
屋外ということで天気次第では参列も大変なこともありますが、基本的には屋外の場合には焼香を終えて一般の参列者は帰宅するということになります。
駐車場の確保を考えよう
あとは参列者の車のことも考えないといけません。
特に地方の場合、自家用車での参列が多いのではないでしょうか?
この場合、
- 駐車場がある
- 空き地がある
- 有料の駐車場がある
といったようなことは必要だといえます。
都市部の場合、どうしても駐車場の確保ができない場合には、電車などの交通機関を使用してもらうという方法もあります。
焼香、献花で部屋が混雑してしまう
今回のようなパターンでよくあるのは
「焼香、献花で参列者が多く混雑してしまう」
ということです。
別の部屋にも参列者がいるとよりこの傾向は出てきます。
混雑したまま焼香、献花を行うこともありますが、このときだけ棺などを移動して混雑しない移動しやすいところに移動をする方法もあります。
この焼香や献花の進行についても葬儀社によってはノウハウがありますので、葬儀予定の部屋を見てもらいながら相談してみると良いと思います。
自宅葬の場合には事前相談が必須
上記でも記載しましたが、
「自宅葬の場合、部屋の確保といった初歩の部分から迷ってしまう」
ということが多いです。
やはり貸会場で行うよりも難しいのは難しいです。
そのため信頼のできる葬儀社選びは通常の場合よりも重要と考えて良いでしょう。
生前から葬儀の内容を部屋のレイアウトから葬儀社に相談しておくことが良いでしょう。
かつ複数の葬儀社に相談をし、葬儀の内容の吟味と予算との突合せもしっかりと行っておきます。
参照
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