通夜や葬儀といえば喪服がまず当然の服装です。
しかしこのようなことは突然に耳に入ることもあり、当日には仕事をしていて時間がないのでそのまま仕事で着ているスーツでも良いのではないかと思うこともあるかもしれません。
今回は突然に聞いた場合にスーツで葬儀に参列しても良いのか?について紹介しておきたいと思います。
通夜でも喪服が原則
たしかに職場で葬儀の連絡を聞き、いったん帰宅することは大変です。
そこから喪服に着替えて、通夜や葬儀に参加します。
職場で着ているスーツで黒のネクタイに替えるだけでそのまま葬儀に参列すれば時間も手間も短縮できます。
しかし大変に面倒ではありますが、喪服での通夜や葬儀への参加が決まりです。
冠婚葬祭といえばしきたり、しきたりで面倒でも仕方はないかもしれませんね。
まれに通夜なら喪服でなくても良いという人もいますが、葬儀はもちろん通夜でも昔から喪服での参列が原則となっています。
黒のスーツなら問題ない?
喪服がない、また着替えないで参列しようという場合には
「黒のスーツに黒のネクタイ」
でという方が一番多いと思います。
似てはいますが、横に並べるとまた違うのがわかると思います。
もし黒のスーツで参列をして、他の参列者が全員喪服という場合には非常に恥ずかしい思いをします。
どうしても喪服がないという場合
上記のように黒のスーツでは参列しにくいと紹介しました。
しかし社会人として働いていても喪服を持っていないということもあります。
働いていると数年に一度は葬儀に参列する必要も出てきます。
ですのでいつかは1着喪服を揃えておくのが望ましいと思います。
購入ができないという場合には、喪服をレンタルすることも可能です。
しかしレンタル費用も決して安くはないので、今回のような緊急時にはレンタルで間に合わせるとして、将来的には1着購入しておくと社会人としてのマナーにおいては無難といえます。
購入するときに注意をしておきたいのは
「将来の体形の変化を想定しておくこと」
です。
30代後半から40代あたりで体型が変化することも多いので、長く着たいと思えば、少しは余裕のある喪服にしておくと良いでしょう。
私も経験がありますが、そう頻繁に着ることもない喪服は、数年ぶりに着ようと思えばサイズが合わないといったこともあるものといえるのです。
故人にとっては一度しかない葬儀
参列する者からすればたしかに着替えは面倒というものです。
しかし故人にとっては一度のことであり、喪主にとっても数回のうちの一度の葬儀です。
やはり無礼となってはいけないので、気持ちを切り替えて喪服で参列することが礼儀かもしれません。
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